屋上とホットケーキ。

本誌インタビュー People Get Ready 完全版 vol.5 前編/DJ MITSU

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2010年、元々の拠点であった『Sigma Sounds Studio/$TAX』レーベルに移籍し再び、
活発な活動を始めたnobodyknows+。
そして、奇しくも同年に同じく名古屋で活動を始めた『屋上とそらfree』。
なにか運命的なモノを感じません?僕は感じます(笑)。
『どんな運命だよ?』という疑問は聞かない事にして、今回は、無謀なのを百も承知で
nobodyknows+の個性豊かな4MCをまとめるDJ、そして全トラック製作+プロデューサーでもある
DJ MITSUさんに半ば強引に屋上についてや、これからの活動など色々とお聞きして来ました。





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―今日はお忙しい中、ありがとうございます。撮影場所のセッティングまでしていただいて…。

DJ MITSU(以下M)「お話を頂いた時に、ここの屋上がいいかなって思いまして。」

―すごく渋い屋上ですね。また、ここから見渡す景色も昭和っぽくて良い感じですね。
 よく、こちらの屋上には来るんですか?


M「最近は来てないですね。昔はここの上のスタジオで製作していたので、
煮詰まった時や気分転換したい時なんかによく来ましたね。
ただ悪い事する人も絶えなかったんで、今は完全に立ち入り禁止になってるみたいですね(笑)。」

—悪い事…。その話は又の機会にお願いします(笑)。
 ということで、その他にも何か屋上での思い出はありますか?


M「どうだろう…高校の時、寮生活をしてたんでゴハン食べた後とかよく友達と行ったかなぁ。それぐらいですね。」

a0163747_14145675.jpg—ちなみに、屋上に対して何か具体的なイメージってありますか?

M「さびしい感じ。逃げ出したくなるというか…。」

—そ、そうですか…それは、どうしてなんですかね?

M「なんでだろう、昔はそうでもなかった気もするんだけど。年齢を重ねるうちに徐々にこんなイメージになってきた気もします。」

—なるほど!意味深な言葉ですね。

M「実際、子供の頃は屋上遊園地に行ったこともあるし、楽しかったですよ。
そう言えば、少し前に久しぶりデパートの屋上に行きましたよ。」

—どうでした?

M「人がいなくてさびしい感じでした(笑)。」

—確かに(笑)。

M「ここの屋上も久しぶりに来ましたが、やっぱりさびしい感じですね。もっと、広くきれいなイメージだったんですけど。夜と昼とではイメージがだいぶ違いますね。あと、気付いたら手が白くなってるイメージが屋上にはありますね(笑)。大丈夫ですか?こんな内容で…。」

—大丈夫だと思います(笑)。確かに、屋上って、負のイメージもありますしね。
 自ら命を…みたいな。


M「いや、そこまでは思っていないですよ!あくまでも、さびしいイメージです。」

—安心しました。ちなみに他になにか屋上に関するイメージや思い出ってありますか?
 高校の時、同級生の女子に呼び出されてみたいなっ。


M「…。」

—…。では、DJを始めたのは、屋上にどんなイメージをもっていた頃ですか(笑)?

M「強引に屋上を絡めますね(笑)。DJを始めたのは高校の頃です。中学の時に深夜テレビで見たRun-D.M.C.がなにしろ衝撃で。それから興味を持ち始めて、クラブに行くようになって、レコード集めて、DJを始めました。」

a0163747_14175811.jpg—では、nobodyknows+を結成したきっかけってなんだったんですか?

M「ヒマだったんですよね。当時僕はLUSH(名古屋 栄にあるクラブ)のレジデントDJ+3店舗の統括マネージャーを5年くらいやってて。
で、曲作って直後に店でかけたりもしてて。そういった流れの中で店に毎週遊びに来てたg-tonと『何か作ってみようか』って話したのがきっかけですね。
『それもコレまで名古屋になかったアプローチでできないかな』と。当時のヒップホップってどちらかという『俺が俺が』みたいな曲が多かったんですよね。」

—まさに僕のヒップホップに対するイメージって、そんな感じです。
 という事は、一番最初は2人でスタートしたんですね?


M「そうですね。ただ製作途中に2人じゃ寂しくなってきたので、ちょうどフリーになってたクリスタルボーイに声をかけて、とりあえず1曲作りました。で、そのデモがなぜか地元のラジオ局なんかで取り上げてもらえて、それが結構、評判が良かったんですよね。で、気が付いたら某大手レコード会社と契約をしてました(笑)。」

—すごいですね。メジャー契約をすることで、普段の生活に変化はありましたか?

M「別になにも変わらなかったですね。普段通りですよ。
むしろ、契約した事でいろんな色んな制約が出来てしまいましたね…。」

—制約というと?

M「サンプリングの問題だったり…。あと当時、僕はnobodyknowsの他に『わかば塾』ってユニットをプロデュースしてたんですよ。」

—知ってます。その『わかば塾』のメンバーが後々、nobodyknowsに加わるんですよね。
 (『わかば塾』はヤス一番?、HIDDEN FISH、ノリ・ダ・ファンキーシビレサスの3人のユニット)


M「そうです。で、その時は結局メジャー契約の関係で『わかば塾』をプロデュース出来なくなってしまったんですよね…。」

—契約って色々とあるんですね。

M「そうですね(笑)。そんな事もあって、nobodyknowsとしてメジャーデビューはしたものの、なんかモヤモヤしてたんですよね。」

—自由にやりたいって思いがあったんですか?

M「そうかもしれないですね。分からないですけど、当時は色々と思う事があったんだと思います。それで、僕、一度失踪しましたから(笑)。」

—失踪?

この失踪がnobodyknows+のターニングポイントに!続きは後編をご覧ください!



a0163747_14161454.jpgDJ MITSU DJミツ / Sigma Sounds Studio
nobodyknows+のDJ/トラックメイカー。これまでにnobodyknows+として70万枚の大ヒットを含む3枚のフルアルバムとベストアルバムをリリース。2004年にはその史上に例をみない「名古屋在住」「所属事務所無し」でNHK紅白歌合戦に出場。2010年よりさらに活動の幅を広げるべく自身のスタジオ『Sigma Sounds Studio』とレーベル『$TAX Records』を拠点に様々なアーティストの楽曲を製作/提供を開始、2010年には地元名古屋の中日ドラゴンズ擁するチアドラゴンズのオフィシャルテーマソング『Winds of Wins/nobodyknows+』をリリース。また現在、1970~80年代のダンスクラシックスを完璧にミックスアップした至高のMIX CD『The Great Dance Classics 01』も絶賛発売中!! 
www.sigma-sounds-studio.jp
http://4-5sanpokai.com/blog/djmitsu/
by okujotosora | 2010-12-02 14:20