屋上とホットケーキ。

本誌インタビュー People Get Ready 完全版 vol.3 後編/ROJAK 政木 亮二・山本 敦

a0163747_7422641.jpg


最近よく耳にする『屋上閉鎖』のニュース。
こういうニュースを聞くたびに、屋上を再利用する方法が何かなかったのかなと思ってしまう…。
そこで、今回は空きビル状態だった歴史ある建物を「建物がカッコいいから残したい」という
強い思いで自ら行動し、見事その建物のリノベーションに成功した
インテリアデザイン事務所「ROJAK」の政木さんと山本さんに
「これからの屋上/閉鎖されてしまった屋上」の今後の可能性について色々と聞いてきました。
その後編はじまります!





―では、本題に移ります(笑)。閉鎖されている屋上をおもしろい屋上にリノベーションで新しく変えることってできないですか?

a0163747_7513614.jpg政:「うーーん、どんな建物の屋上かにもよりますよね。その屋上に来る人のニーズに合ったものにしないといけないですから。」

山:「例えば、百貨店で現在閉鎖されている屋上だとしたら、屋上屋台村なんてどうですか?屋上に簡易の屋台設備をいくつか作って、その屋台を百貨店が、1~2カ月の短いスパンの契約で貸してあげる。そうすれば、借りる側も比較的気軽に店が出せるし、お客さんも季節にあったいろんな屋台が楽しめる。しかも百貨店さんには賃貸料もはいる(笑)。」

―それいいですね。みんなに嬉しい屋上!今どんなお店があるのかなって、気になって行きたくなりますね。

政:「百貨店側もデッドスペースを有効活用できるしね。スペースの利用って考えれば、オフィス街の複数のビルの屋上を会場にしたロックフェスとかどうですか? 広い屋上には大きなステージ、小さな屋上にはDJブースみたいな感じで屋上のサイズにあったステージを作る感じで。新しい形の都市型ロックフェスです!」

山:「オフィス街なら、土日に開催すれば音もそんなに迷惑にならないでしょうしね。」

―うっ、それもいいですね。屋上で生バンド!贅沢すぎる。もし、あるんなら是非とも行ってみたい!でも、リノベーションはしなくてもいいのでは…。

a0163747_7545474.jpg政:「いやいや、しますよ。ハシャギ過ぎたお客さんが屋上から落ちないように高いフェンスを作ります(笑)。」

―確かにそれは必要ですね(笑))。

山:「あ、オフィスビルで今思いついたんだけど、単純にオフィスビルの屋上にビールの自販機とイスとテーブル置いておくのはどうですか?きっと、仕事終わりに『今日もお疲れ~』なんて感じで、そこで働いている人たちの癒しの場所になると思うんだけど…。」

政:「あと、おつまみの自販機もあるといいね。」

―あっ、それです!一番しっくりくる。ただ、これはもうリノベーションじゃないですね…。

政:「もしかしたら、屋上ってちょっとした工夫ですごく素敵な空間になる場所なのかもしれないです。もちろん、お金を掛けても素敵な空間になると思いますけど。」

山:「屋上って気軽に行けてちょっとだけ贅沢な気持ちになれる場所ぐらいがちょうどいいのかもしれないですね。」

ーなるほど、そうかもしれないです! 今日はいろいろとおもしろい話を聞かせてもらってありがとうございました。また、屋上に関するおもしろいアイデアが思いついたら聞かせてくださいね。

政&山:「こちらこそ、ありがとうございました」

a0163747_7554653.jpg


今回のインタビューで、屋上はアイデア次第でいろいろと楽しい事できるなとあらめて感じたし、『屋上の未来は明るい』という言葉を聞いて、そうなるといいなと思わずにいられなかった。これから先、屋上がどういった場所になっていくのかは想像もつかない。ただ、希望を言わせてもらえば、誰もが楽しめる屋上が一つでも多くできてほしい。そして、その屋上が行った人の想い出としてずっと残っていってほしいと思う。きっと、屋上は気持ちのいいステキな場所だから…。



a0163747_7564210.jpg株式会社ロジャック 政木 亮二・山本 敦 / インテリアデザイナー
学生時代の友人2人でスタートした、名古屋市大須に事務所を構えるインテリアデザイン事務所。
店舗設計デザインからビル一棟のリノベーション、プロダクトのデザインまでトータルで行い
、東海地方を中心に全国へと活動の場を拡大中。
インテリアデザインの力は1人の笑顔から街の表情までを変化させる可能性を信じ日々奮闘中。
http://www.rojak.jp
by okujotosora | 2010-08-14 07:58