屋上とホットケーキ。

本誌インタビュー People Get Ready 完全版 vol.13/松江健介

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知っている人は知っている全国のフリーペーパーが集まる素敵なお店『only free paper』。
ここに行けば、アナタ好みのフリーペーパーに会えること間違いなし!
もちろん『屋上とそらfree』にも出会えます(笑)。
で、今回はそんなお店の代表で、恐らく全国屈指のフリペ先生であろう松江健介さんに
面白いフリペを教えてもらったり、僕たちの今後について『助言してもらえたら』なんて、
淡い希望を胸にお会いしてきました!
だって、僕たちも3年目を迎えて、時には起こしたいじゃないですか?

ムーブメントってヤツを。




まずはじめに、お店のコンセプトを教えてもらえますか?

「うーん、『紙媒体の素晴らしさや温もりを伝え続けること』ですかね。最近、歴史のある雑誌が次々と休刊したり、電子書籍にシフトしたり…。特に電子書籍の波って、すごいじゃないですか。僕としてはそういった流れがちょっと寂しくて」

僕もそう感じます。うまく言えないんですけど『紙で伝えるの良さ』ってありますよね。

「ですよね。だからこのお店も、紙媒体を通じて何かを発信しようとしている人たちがそれを発信できる場にもしていきたい。そうすることで、来てくれる人が紙媒体の良さをあらためて感じてくれたり、ここが発行者と読者の方との『出会いと交流』の場になれるといいなって思っています」

なんか壮大な夢ですね!

a0163747_133532.jpg「そうですね(笑)。しかも、このお店が『出会いと交流』になることで、これからの日本社会を文化的側面から押し上げていく一つのきかっけになれたらとも思っています」

これまた、壮大な(笑)。でも、そうしていくにはいろんな苦労もありそうですよね。HPにもその辺の苦労がかいまみれますよね。

「その通りです(苦笑)。お店を続けていくことは、正直、つらいことの方が多いです。でも、何らかの形で利用者の方に『ありがとう』と言われたり『頑張って』と言われるとやっててよかったと思いますし、いくらでも頑張れます。しかも、僕らの計画性の無さが招いたお店のピンチを乗り越えるために、すごくたくさん人が協力してくれて……(詳しくはお店のHPで)。そのことについては本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

そういった人たちの気持ちに応えるために、
これからも頑張って続けていかないといけないですね。


「もちろんです」

今後、どういったお店にしていきたと思っていますか?

「誤解を恐れず言いますが、自分たちが心の底から楽しんで仕事できるお店にしていきたいです。そうすれば必然的に色々な面で良い店になると思っております」

では、今のお店の状況を屋上に例えたら?

「なんだろう(笑)。手入れがあまりされていない極彩色の屋上庭園ですかね……」

その心は?

a0163747_1355898.jpg「極彩色はフリーペーパーを作られている方たちの例えです。個性が強くて一つ一つが主張している。そういう意味で綺麗なという表現より時には毒々しいほどの極彩色かなって。手入れがされていないのは、現在の経営状況に対しての皮肉(笑)と店内の冊子のジャンルレスでカオスな感じって意味で」

なるほど、じゃ、今後はガーデニングをしないといけないですね。

「はい、頑張ります(笑)」

ちなみに、松江さんにとって屋上ってどんな場所ですか?

「神聖な場所ですかね。行くだけで解放されるというか」

なにから、解放されるんですか?

「もう、いいことも嫌なことも地上で暮らしている時に感じている全てです(笑)」

(笑)。では、話をフリーペーパーの方向に変えます。ずばり、今までに衝撃を受けたフリーペーパーってありますか?

「即答で『フリースタイルな僧侶たちのフリーマガジン』です。現役のお坊さんたちが、宗派の垣根を取っ払って、自ら編集も行い発行していることに衝撃をうけました」


こういう冊子があるのもフリーペーパーの魅力ですよね。どういった内容なんですか?

「内容は至ってまじめで、毎回さまざまな視点からお寺に関することや仏教に関することを特集しています。ただ、そういった取っ付きにくい題材をポップにゆるく包んで紹介することで仏教への入口を大きく開けることに成功している冊子だと思います。ポップな外見とは裏腹に中身が至ってまじめな内容なのは、ご本人がたも意識されているようです」

ちょっと読んでみたいかも。ちなみに『屋上とそらfree』ってどうですか(笑)?

「どうですかって(笑)。うーん、屋上という限定された場所に焦点を絞っているところが面白いと思います。屋上って人をわくわくさせる不思議な魅力がある場所だって思うし。斬新な着眼点だなって思います(笑)」

お気遣い痛みいります(笑)。ちなみに今後、どんな方向の誌面にしていったら良いですかね?僕たちも屋上への入口をもっと広げたいんです!!! 起こしたいんです。ムーブメントを!!!!

「!? そこはクルーの皆さんで……」

ま、ですよね~(笑)。じゃ、例えば松江さんが屋上に関するコンテンツをお願いしたらどんなことをやりますか?

「なんだろう……。恋愛にからめるかな。なんか、屋上の無垢なイメージと初恋の無垢な感覚がリンクしそうなんで。すでにやられていたらごめんなさい」

実は、前号が特集で『恋愛屋上』でした……。

「そうでしたか……」

そうなんです……。では、気を取り直して最後に、フリペーパーのお店の代表らしく松江さんのオススメという『心のフリペ・ベスト5』的なものを教えてもらえませんか?

a0163747_1345751.jpg「うーん、考えちゃいますね。これはまた後日メールお伝えするってことでいいですか?」

大丈夫です。では、メール楽しみに待ってますね! ということで、今日は色々とありがとうございました。今以上におもしろいお店になることを期待してますね!

「はい、頑張ります!こちらこそ、ありがとうございました」





で、後日送られてきた『心のフリペ・ベスト5』のメールがこちら。

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順位は決められませんが、
『VICE』『ギャラクシーインポテンツ』『純真MOOK』『SCRAP』『MATH MAGAZINE』です。

「VICE」…世界一有名なフリーマガジンといっても過言ではないかもしれません。世界各国で展開しているカルチャー雑誌。突き抜けた内容はあきらかに海外のノリ。危なく・かわいく・かっこいいフリーマガジンです。

「ギャラクシーインポテンツ」…僕が今一番熱をあげている作家さん「青山ぴゅー多さん」による小作品集。世界観が群を抜いている。いろんな意味でやばい作品ばかり。

「純真MOOK」…オンリーフリーペーパーのアートディレクターが友人と制作している、僕からあの娘へのフリーマガジン。愛と優しさとあの時の甘酸っぱさとスカートめくりをするような小さな変態心と狂気に満ち溢れています。

「SCRAP」…リアル脱出ゲームでおなじみのSCRAPが発行するフリーマガジン。僕が目標としている会社でもあります。誰もが食いついてしまうようなコンテンツが盛りだくさん。

「MATH MAGAZINE」…海外のアートマガジンの雰囲気をかもしだす日本でも屈指のフリーマガジン。この冊子に関してはあまり多くを語りたくないです。ただ読んで感じて欲しいです。かっこいいという言葉を使わざるをえない冊子です。

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とのことです。

みなさんはこのフリーペーパー知っていましたか?
個人的には『ギャラクシーインポテンツ』が、ぶっ飛んでると思います(笑)。

ということで、このベスト5が気になったあなたは、迷わずオンリーフリーペーパーへGO!!!!!!!
そして、気にならなかったみなさんも、迷わずGO!!!!!!! きっと、あなた好みのフリーペーパーが見つかりますよ!

あ、因みにこの5つの冊子がお店で手に入るのかは、未確認です!!!!!!! 各自でご確認をお願いしまーーーす。

ではでは。






a0163747_11582910.jpg松江健介
全国で唯一?のフリーペーパーの専門店『only free paper』の代表。

only free paper : http://onlyfreepaper.com/
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO パート1 4F
営業時間/10:00〜21:00  定休日/不休  TEL/ 03-6416-4422
by okujotosora | 2012-04-05 11:44